「CCNAの勉強を始めたいけど、どこから手をつければいいのかわからない…」
「ネットワークの知識ゼロでも本当に合格できるのかな?」
そんな不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
私自身も30歳・未経験からインフラエンジニアを目指し、
右も左も分からない状態でCCNAに挑戦しました。
試行錯誤を繰り返しながらも、効率的な勉強法を取り入れることで合格でき、
その後はエンジニアとしてキャリアを築く大きなきっかけになりました。
この記事では、
最新の試験傾向に沿った勉強戦略や、継続のコツ、合格後のキャリアアップの道筋まで、
未経験でも理解できるように解説していきます。
読み終わるころには、
あなたも「自分にもできる!」と自信を持って学習を進められるはずです。
CCNA取得は、転職やキャリアアップへの切符。
未来の可能性を広げるために、一緒に第一歩を踏み出しましょう。
CCNA合格のための効率的な勉強法とは?
CCNA試験とは?独学でも挑戦可能な資格
CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、世界的に有名なネットワーク機器メーカー
「Cisco」が提供する認定資格です。
ネットワークの基礎から応用までを幅広く学べるため、
「ネットワークエンジニアを目指すならまず取っておきたい資格」として知られています。
試験内容は、IPアドレスの基礎、ルーターやスイッチの仕組み、セキュリティや自動化の基礎など、
エンジニアとして一生使う知識が学べます。

どうせ専門知識がないと難しくて合格できないんでしょ?

そんなことはありません。実は独学でも十分に合格可能な資格です。
私も全くの未経験から始めて合格することができました。

そんなこと言って、未経験の人が勉強できる環境もないでしょ?

最近は、初心者向けの参考書や動画教材、オンライン講座が充実しており、
学習環境が整っているため、そこから一歩ずつ理解を積み重ねていけば問題ありません。
CCNA合格で得られるメリットとキャリアへの影響
CCNAに合格すると、下記のようにキャリアの選択肢が一気に広がります。
- 就職・転職で有利になる
- 年収アップにつながる
- キャリアのステップアップに役立つ
就職・転職で有利になる
IT企業やインフラエンジニアを募集する求人では
「CCNA取得者歓迎」と書かれていることが多いです。
採用担当者に「基礎力がある」と証明できます。
年収アップにつながる
資格手当がつく会社もあり、CCNAを持っているだけで
月数万円の手当がもらえるケースもあります。
CCNAは少し受験料も高めではあるけど、取得後に得られるメリットを考えたら
すぐに受験料分は取り戻すことができます。
キャリアのステップアップに役立つ
CCNAを取ることで、次の資格(CCNPやAWS資格など)への学習がスムーズになります。
ネットワークの基礎を押さえることで、より高度な技術も理解しやすくなるからです。
つまり、CCNAは「エンジニアとしてのスタートダッシュを切るための武器」と言える資格です。
未経験・初心者でも挑戦できる理由
「でも、自分はIT未経験だから難しいのでは…」と不安に感じる人もいると思います。
結論から言うと、未経験・初心者でも挑戦可能です。
理由は以下の通りです。
理由①:出題範囲が基礎寄り
CCNAはネットワークの入門資格でもあるため、専門的すぎる内容は多くありません。
未経験から現場に入る前に取得をしておけば
基本が入った状態となる為、現場にも入りやすくなります。
理由②:教材が豊富にある
参考書や問題集、YouTubeの解説動画、オンライン講座など、初心者向けの教材が揃っています。
特に「図解」が多い教材は理解を助けてくれるのでおすすめです。
勉強法は人それぞれの方法がありますが、本や動画サイト、オンライン講座等を
複数教材を合わせて学ぶのもおすすめです。
理由③:効率的に学べる環境が整っている
今は独学だけでなく、オンライン学習サービスやITスクールを利用して
短期間で合格を目指す人も増えています。
自分に合った学習方法を選べるのが大きなメリットです。
未経験だからこそ、CCNAに取り組むことで
「ゼロからネットワークの基礎を固められる」という強みになります。
CCNA勉強の基本ステップ
まず押さえるべきネットワーク基礎知識
エンジニアとして現場に入る前にこれだけは抑えておきたい
「IPアドレス」「サブネットマスク」「ルーターやスイッチ」
といった用語の意味や用途はCCNAを勉強すれば自然に身につけることができます。
これらは日常的にエンジニアが扱う基本的な仕組みなので、
ここを理解しておくことで後の学習がぐっと楽になります。
特に以下を押さえておくと安心です。
- OSI参照モデル(通信の階層構造)
- TCP/IPの基本(IPアドレス、ポート番号の役割など)
- LANとWANの違い
- ルーティングやスイッチングの仕組み
最初は深く掘り下げなくても大丈夫です。
「ネットワークの世界ではこういう仕組みで動いているんだな」とイメージできれば十分です。
暗記と理解のバランスを意識した学習方法
CCNAの試験は、単純に用語を丸暗記するだけでは合格が難しいです。
というのも、実際の問題では「仕組みを理解していないと答えられない」ケースが多いからです。
「ルータが通信を転送する際にどの経路を選ぶか?」という問題では、
ルーティングの基礎を理解していないと正解できません。
そのため勉強方法のコツは以下の通りです。
暗記が必要な部分:コマンド、プロトコルのポート番号など
理解が必要な部分:ネットワークの動作原理(パケットがどのように流れるか)
この2つをバランスよく進めると、実務でも使える知識になります。
特に初心者の方は、参考書を読んだら図を描いたり、
パケットトレーサーを使って動きを確認すると理解が定着しやすいですよ。
また、CCNAは問題文が元々英語だったものを日本語に訳して出題されている為、
変な日本語になっている文章が多々あります。これをCisco語と呼んでいました。
Cisco語についてはとにかく問題を解いて、試験前に慣れておくことが重要です。
勉強スケジュールの立て方と時間配分の目安
CCNAは学習範囲が広いため、計画的に進めることが合格への近道です。
目安としては、
未経験者の場合:3〜4か月1日1時間の勉強を継続できれば合格が狙えます。
忙しい方でもスキマ時間を使えば十分対応可能です。
人によってはとにかく問題を解く方法で1ヵ月で合格に辿り着く方もいます。

「今日は30分だけやる」といった小さな積み重ねでも十分効果があります。
大切なのは、短期間で詰め込むよりも、コツコツ継続することです。
この流れで学習を進めれば、未経験からでも効率的にCCNAに合格できる道筋が見えてきます。
おすすめ教材と問題集
CCNAを目指す上で、「どの教材を選べばいいのか?」は多くの初心者がつまずくポイントです。
市販の参考書だけでなく、オンライン教材や問題演習サイトを組み合わせることで、
効率的に学習を進めることができます。
ここでは、実際に合格者も多く活用しているおすすめ教材を紹介します。
初心者に最適な参考書とオンライン教材
まずは基礎を固めるために 参考書+動画教材 をセットで使うのがおすすめです。
参考書は初心者でも理解しやすい白本を強くおすすめします。

白本は教科書としては図が多くてわかりやすく解説されていますが、
問題集としてはあまり役立たないと実際使用してみて感じました。
そこで問題集として役立つのがPing-tです。

Ping-tはいろんなIT資格の問題集を提供していますが、
私はCCNA受験時に活用させていただきました。
問題1問に対する解説も丁寧だったり、実際に合格した人のコメントも投稿されている為
学習を進めるときの参考にすることもできます。
そして、最後に白本を読み進める上で、補助役として使えるのがUdemy!

Udemyには「CCNA試験対策講座」があり、
動画でネットワークの基礎から試験範囲まで体系的に学べます。
動画なので白本で理解しにくい部分をUdemyの動画学習で補ったり、
繰り返し見直せるメリットがあります。
本+動画の両方を使えば、活字だけではイメージしづらい部分も理解がスムーズになります。
「教材が多すぎて結局手をつけられなかった…」という失敗を避けるためには、
教材を絞ることが重要です。
下記のシンプルな組み合わせで十分合格可能です。
基礎理解:参考書+Udemy
問題演習:Ping-t
大事なのは「何冊も買うこと」ではなく、「1つの教材を繰り返しやり込むこと」です。
教材を増やしすぎると、どれも中途半端になりやすいので、
信頼できる教材を厳選し、反復学習することが効率アップのカギになります。
体験談と成功のコツ
私がCCNAに合格した勉強法の実例
私がCCNAを勉強し始めたときは、ネットワーク知識がゼロ、
PC操作もコピー&ペーストが分かるくらいという状態でした。
そんな私が、最初に取り組んだのは「白本(徹底攻略Cisco CCNA教科書)」です。
基礎知識を体系的に理解するのに最適で、まずは分からなくても良いので1周さらっと読み切ること
から行いました。2週目からはひとつひとつ理解しながら読み進め、当然分からない箇所が出てくるので
そのときはUdemyの「CCNA最短合格講座」を見て、視覚的にイメージして理解していました。
もし、本が苦手だったり、仕事の出勤途中に学習したいという方は
最初からUdemyの動画サイトを使うのもありです。
この動画サイトは図解も多くどのようなときに必要な仕組みか?
ということも出しながら学べるため、ただ覚えるだけでなく、
イメージしながら学習を進めることができます。
インプットがある程度できた段階で、Ping-tに取り組みました。
Ping-tは問題数が豊富で、試験範囲をほぼ網羅しています。
私はPing-tを最低3周繰り返し、「解けない問題をなくす」ことを目標にしました。
試験合格目安としてはPing-tで正解率80%を維持できるようになれば
CCNAを合格できるレベルになっているかと思います。
1つの問題に対する解説も詳しく乗っているので
アウトプットとしてPing-tは超おすすめします。
結果的に、私はこの流れで学習したことで、一発合格できました。
一発合格するために意識したポイント
CCNAの学習で大事なのは「完璧主義にならないこと」です。
最初から100%理解しようとすると挫折してしまいます。
私は「6割理解できたら次に進む」というルールを設け、
少しずつ全体像を掴むことを意識しました。
また、手を動かして覚えるのも効果的です。
コマンドを実際に打つことで、より実践的で、ただの暗記ではなく「使える知識」になります。
Packet Tracerなどの無料ツールを使うのもおすすめです。
さらに、勉強を習慣化するために毎日30分だけでも机に向かうことを徹底しました。
短時間でも継続することで、知識が少しずつ積み上がっていきます。
最新の試験傾向に沿った勉強戦略
CCNAの出題範囲と重点分野
CCNA試験では、ネットワークの基本からクラウドやセキュリティまで幅広く出題されます。
特に以下の分野は重点的に出題される傾向があります。
- ネットワーク基礎(OSI参照モデル、IPアドレスなど)
- ルーティングとスイッチング(ルーティング、VLAN、STPなど)
- セキュリティ(ACL、VPN基礎)
- 自動化とプログラマビリティ(APIの基礎概念)
これらをまんべんなく学ぶことが必要ですが、
特に「ネットワーク基礎」と「ルーティング・スイッチング」は出題比率が高く、
最初に固めるべき分野です。
時代のトレンド技術(自動化・セキュリティ)を学ぶ重要性
CCNAの最新版では、従来のネットワーク構築・運用だけでなく、自動化やセキュリティの理解も重視されています。
自動化
ネットワーク自動化や、APIを通じた機器管理がトピックとして登場します。
深いプログラミング知識は不要ですが、
「人が手作業する部分を自動化できる」という考え方を理解しておくと
試験対策だけでなく実務にも役立ちます。
セキュリティ
近年のネットワークトラブルの多くはセキュリティ問題に関わっています。
ACL(アクセス制御リスト)やVPNといった基本的なセキュリティ知識は
必ず押さえておきましょう
これらは「現場で即戦力になる知識」としても評価されるため、
キャリアアップの観点でも重要です。
勉強を継続するためのコツと行動
苦手分野の克服方法
CCNAの勉強をしていると、「IPアドレスの計算が苦手」「コマンドが覚えられない」といった
壁にぶつかることが多いです。
苦手分野を克服するコツは、繰り返し+小さなステップで進めることです。
例えば、サブネットマスクの計算が苦手なら、毎日10分だけ練習する習慣をつけましょう。
1回で完璧に理解しようとせず、「毎日少しずつ触れる」ことで知識が定着していきます。
また、Ping-tで間違えた問題には必ずチェックを付け、
なぜ間違えたのかを解説で確認し、間違えた原因を言葉で説明できるようにすると、
理解が深まりやすくなります。
学習仲間やSNS活用でモチベーション維持
独学で勉強していると孤独を感じやすく、挫折の原因になりがちです。
そんなときは、学習仲間やSNSを活用することがおすすめです。
Xや勉強専用のコミュニティには、CCNAを目指している人が多くいます。
進捗を投稿したり、他の人の学習状況を見たりすることで「自分も頑張ろう」と思えます。
また、Ping-tにある合格体験記という投稿が見れます。

ここで合格した人の勉強方法や最新試験の様子等が記載されている為、
とても参考になりますので最新試験の出題傾向を知るためにも合格体験記は
確認することをおすすめします。
合格後のキャリアアップ・次のステップの考え方
CCNAに合格したらゴールではなく、次のステップを考えることが大切です。
- ネットワークエンジニアとして経験を積む
- CCNPなど上位資格を目指す
- AWSやクラウド系の学習に進む
CCNAはITインフラの基礎力を証明できる資格なので、
転職活動や現場配属で有利になります。
さらにキャリアを伸ばしたいなら、クラウドやセキュリティ分野を学ぶと、
今の時代に合ったスキルが得られます。
「資格取得 → 実務経験 → キャリアアップ資格」の流れを意識すると、
長期的にエンジニアとして成長できます。
まとめ
CCNAは「ネットワークの基礎を証明できる資格」であり、
初心者でも正しい戦略で学習すれば十分に合格可能です。
ポイントは以下の3つです。
- 教材を絞り、基礎から段階的に学ぶ
- 苦手分野を重点的に克服する
- 学習を継続する仕組みをつくる
合格することで得られるベネフィットは大きく、
就職・転職活動での評価アップ、年収アップのチャンス、
そしてエンジニアとしてキャリアを広げる自信につながります。
完璧を目指すより「継続すること」が合格への一番の近道です。
今日から小さな一歩を踏み出せば、未来のキャリアが大きく変わります。
ではまた!


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