「インフラエンジニアに興味があるけど、資格を持っていない……」
「CCNAやLPICを取ってから転職活動した方がいい?」
未経験からインフラエンジニアを目指していると、資格について悩むと思います。
僕自身も29歳のとき、IT資格ゼロ・実務経験ゼロの状態から転職活動を始めました。
当時はITの知識もほとんどなく、転職活動では約30社に応募。
資格を持っていなかったこともあり、面接で「やる気が見られない」と言われたこともあります。
それでも最終的にはSES企業へ転職し、インフラエンジニアとしてキャリアをスタートできました。
最初に参画したのは、監視・運用ではありません。
オンプレLinuxのリプレースに伴う設計・構築案件でした。
この経験から感じているのは、
資格がなくてもインフラエンジニアにはなれる。ただし、資格がないなら「何を勉強しているのか」を説明できた方がいい
ということです。
この記事では僕自身の経験をもとに
- 資格なしでもインフラエンジニアになれるのか
- 資格なしで転職活動して苦労したこと
- 未経験者が勉強しておきたいこと
- CCNAやLPICは取った方がいいのか
- 未経験から転職するまでの流れ
を解説します。
結論:資格なしでもインフラエンジニアにはなれる

結論から言えば、資格を持っていなくてもインフラエンジニアになることは可能です。
僕自身が資格なし・未経験から転職しています。
インフラエンジニアになるために、CCNAやLPICなどの資格取得が必須と決められているわけではありません。
ただし、
「資格がなくても大丈夫=何も勉強しなくても大丈夫」
ではありません。
むしろ僕は資格なしで転職活動をしたからこそ、事前に勉強しておくことの重要性を感じました。
僕は資格なしで約30社に応募した
僕がIT業界への転職活動を始めたときは、資格を持っていませんでした。
実務経験もありません。
その状態で約30社に応募しました。
当然、すべて順調だったわけではありません。
特に印象に残っているのが、面接で、
「やる気が見られない」
と言われたことです。
当時の僕としては本気でインフラエンジニアになりたいと思っていました。
でも、企業側からすれば、
「資格を持っていない」
「実務経験もない」
「勉強していることをうまく説明できない」
という状態です。
「本当にIT業界へ入りたいのか?」と思われても仕方がなかったのかもしれません。
だから今振り返ると、資格そのものより、
「インフラエンジニアになるために、今何をしているのか」
を見せることが大切だったと思います。
資格なしで転職するなら何をアピールする?
資格がない場合は、代わりに「行動」を見せる必要があります。
特に未経験者なら、次の3つを意識しておくといいと思います。
① ITの基礎を勉強している
最低限、ネットワークやLinuxについて勉強しておくことをおすすめします。
例えば、
- IPアドレスとは何か
- サーバーとは何か
- Linuxとは何か
lsやcdなど基本的なLinuxコマンド- pingは何を確認するコマンドなのか
といった基礎です。
すべて完璧に説明できる必要はありません。
重要なのは、
「未経験ですが、何もしていないわけではありません」
と説明できる状態にしておくことです。
② 実際に手を動かしている
本を読むだけでなく、実際にPCを使って試してみるのもおすすめです。
例えば、
- Packet Tracerでネットワークを作る
- WSLやVirtualBoxでLinuxを触る
- Linuxコマンドを実行する
- AWSでVPCやEC2を作ってみる
などです。
面接でも、
「Linuxを勉強しています」
だけより、
「自宅にLinux環境を作って、基本コマンドを実際に試しています」
と説明できた方が、何を勉強しているのか伝わりやすくなります。
③ 社会人経験もアピールする
30代未経験の場合、20代の未経験者と同じ戦い方をする必要はないと思っています。
これまで仕事をしてきたなら、
- 報告・連絡・相談
- お客様への対応
- マニュアルに沿った作業
- 分からないことを上司へ確認する
- チームで仕事をする
- ミスを防ぐために確認する
といった経験があるはずです。
こうした力はIT業界でも使います。
技術経験がないからといって、これまでの社会人経験までゼロになるわけではありません。
【実体験】資格なしで入った最初の現場は設計・構築だった
僕は資格なし・未経験でSES企業へ転職しました。
そして最初に参画したのが、オンプレLinuxのリプレース案件です。
担当したのは、
Linux詳細設計
↓
パラメータシート作成
↓
構築
↓
データ移行
などでした。
ここは誤解してほしくないのですが、資格なしで入社できたからといって、仕事が簡単だったわけではありません。
むしろ最初は分からないことばかりでした。
会議に出ても知らない言葉が出てくる。
資料を読んでも意味が分からない。
最初の頃は議事録を作ることも多く、
「本当に技術が身についているのかな?」
と不安になることもありました。
構築作業に慣れてきた頃には、確認せずに手順を先へ進めて注意されたこともあります。
それでも、一つずつ調べながら実際の仕事を経験することで、少しずつできることが増えていきました。
だから僕は、
「資格を取ってからじゃないと現場に出られない」
とは思っていません。
一方で、事前にネットワークやLinuxをもっと勉強していたら、最初の苦労は減らせたとも思っています。
資格なしで転職するのと、資格を取ってから転職するのはどちらがいい?
ここまで読むと、
「じゃあ資格は取らなくてもいいの?」
と思うかもしれません。
僕なら、現在の状況によって判断します。
すでに転職活動できる人
資格がないことだけを理由に、転職活動を何か月も先延ばしにする必要はないと思います。
勉強しながら求人を見たり、応募したりする方法もあります。
まだIT知識がほとんどない人
CCNAやLPICなどの勉強から始めるのもおすすめです。
資格取得そのものだけでなく、試験勉強を通してネットワークやLinuxを体系的に学べるからです。
僕自身、資格なしで転職できました。
しかし約30社に応募し、面接で「やる気が見られない」と言われた経験もあります。
だから、
資格は必須ではない。でも未経験者にとって、勉強していることを示す一つの材料にはなる。
というのが僕の考えです。るようにしておきましょう。
実際に手を動かして学んでいる人は、
資格なしでも実務に近い理解があると評価されやすいです。
理由は、インフラの現場は「手を動かして覚える仕事」だからです。
どれだけ本で学んでも、コマンドを打ったり、エラーを経験したりしないと、
本当の意味では身につきません。
たとえば、Udemyで「Linux入門」や「AWSハンズオン講座」を受講して、
実際にサーバーを立ち上げてみるだけでも、採用担当者の見る目は変わります。
私も未経験時代に、Udemyで学んだことを自分のノートPCで再現していました。
つまり、資格の有無ではなく、「どれだけ自分の手で触っているか」が信頼を生むのです。
見るだけの学習ではなく、動かす”学習を意識することが、
資格なしでも採用を勝ち取る近道になります。
資格なしからインフラエンジニアを目指すロードマップ

では、これから未経験で目指すなら何をすればいいのか。
僕なら次の順番で進めます。
STEP1:インフラエンジニアの仕事内容を知る
いきなり資格の参考書を買う前に、
- ネットワーク
- サーバー
- Linux
- クラウド
- 監視
- 運用・保守
- 設計・構築
など、インフラエンジニアがどんな仕事をしているのか把握します。
最初はざっくりで構いません。
STEP2:ネットワークとLinuxを勉強する
次に基礎を勉強します。
僕がおすすめしている順番は、
ネットワーク → Linux → AWS
です。
ネットワークを学ぶならCCNA、LinuxならLPIC・LinuCの試験範囲を学習ロードマップとして使う方法もあります。
ここからあなたの独学おすすめ学習サイト記事へ内部リンクを入れられます。
STEP3:実際に手を動かす
次に、勉強した内容を実際に試します。
ネットワークならPacket Tracer。
LinuxならWSLやVirtualBox。
クラウドならAWS。
例えば、
PC → Switch → Router → 別ネットワーク
の簡単な構成を作ったり、Linuxでユーザーやファイルを作ったりするだけでも、座学だけより理解しやすくなります。
STEP4:転職活動を始める
ある程度勉強したら、転職活動を始めます。
この段階で資格を持っていなくても、
- 「現在CCNAを勉強しています」
- 「Packet Tracerを使ってネットワークを構築しています」
- 「Linux環境を作って基本コマンドを練習しています」
など、具体的に話せる状態を目指します。
資格を取ってから応募する方法もありますし、勉強と転職活動を並行する方法もあります。
自分の年齢や現在の仕事、転職時期に合わせて判断すればいいと思います。
未経験だからこそ会社選びも重要
僕自身は最初の現場から設計・構築を経験できました。
ただ、同じ「未経験インフラエンジニア募集」でも、入社後の仕事内容は会社によって違います。
求人を見るときは、
- 未経験者はどんな案件に入っているのか
- 研修後は何を担当するのか
- 監視・運用だけなのか
- 構築へ進んだ実績があるのか
- AWSなどクラウド案件があるのか
- 客先常駐の場合、フォロー体制はどうなっているのか
などを確認することをおすすめします。
「未経験OK」だけで決めるのではなく、
入社したあとに何を経験できるのか
まで確認して会社を選びましょう。
完全ロードマップについては下記記事で詳細に記載をしています
まとめ|資格なしでもなれる。でも「何もしなくていい」わけではない
僕自身、資格ゼロ・IT未経験からインフラエンジニアになりました。
だから、
「資格がないから応募できない」
と最初から諦める必要はありません。
ただ、資格なしで転職活動をした僕は、約30社に応募し、「やる気が見られない」と言われた経験もあります。
だからこそ今なら、
資格なしでも転職活動はできる。でもネットワークやLinuxの勉強は始めておいた方がいい。
と伝えます。
資格を取ること自体をゴールにする必要はありません。
大切なのは、
勉強する
↓
実際に手を動かす
↓
自分の言葉で説明できるようにする
↓
求人を見る・応募する
↓
実務経験を積む
という流れです。
僕も最初は分からないことだらけでした。
それでも最初の現場でLinuxの設計・構築を経験し、少しずつ仕事の幅を広げてきました。
資格がないことを理由に止まるのではなく、まず今日から一つ勉強を始めてみてください。





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