「インフラエンジニアになると夜勤があるって本当?」
「夜勤は月に何回くらいあるの?」
「30代未経験から転職したいけど、できれば夜勤は避けたい……」
インフラエンジニアへの転職を考えていると、気になるのが「夜勤」です。
結論から言うと、すべてのインフラエンジニアに夜勤があるわけではありません。
夜勤の有無や頻度は、
- 担当する業務
- システムの稼働時間
- シフト体制
- 保守・障害対応のルール
- リリースやメンテナンスの時間帯
などによって変わります。
僕自身、29歳・未経験からインフラエンジニアへ転職しましたが、これまで夜勤は経験していません。
最初の現場からオンプレLinuxのリプレースに伴う設計・構築を担当し、その後もインフラの設計・構築、AWSなどを経験してきました。
そのため、この記事では「僕が夜勤を経験した」という体験談ではなく、インフラエンジニアのどんな仕事で夜勤が発生しやすいのか、夜勤を避けたい場合は求人のどこを確認すればいいのかを解説します。
インフラエンジニアの夜勤頻度はどれくらい?

最初に知っておきたいのが、インフラエンジニア全体に共通する、
「夜勤は月○回」
という数字はないということです。
夜勤が定期的に発生する仕事もあれば、基本的に日中勤務の仕事もあります。
そのため、「インフラエンジニア」という職種名だけで判断するのではなく、実際の仕事内容と勤務体系を見ることが重要です。
大きく分けると、次のように考えると分かりやすいです。

あくまで目安です。
「設計だから絶対に夜勤なし」「監視だから必ず夜勤」とまでは言い切れません。
夜勤が発生しやすいインフラの仕事
① 24時間365日の監視業務
夜勤が発生しやすい代表的な仕事が、システムやサーバー、ネットワークなどの監視です。
企業が利用するシステムの中には、24時間止めることができないものがあります。
その場合、夜間にもシステムを監視する必要があるため、複数のメンバーで勤務時間を分けるシフト制が採用されることがあります。
求人票に、
- 24時間365日
- 24/365
- シフト勤務
- 交代勤務
- 夜勤あり
などと書かれていたら、勤務時間を確認しておきましょう。
② 運用・保守
運用・保守だから必ず夜勤というわけではありません。
日中だけの運用・保守もあります。
ただし、システム障害への対応や、サービスを停止する必要があるメンテナンスなどによって、夜間や休日に作業する可能性があります。
求人を見る際は「運用・保守」という言葉だけではなく、
勤務時間・シフト・夜間対応・オンコールの有無
まで確認した方が安心です。
③ システムの移行・切り替え作業
設計・構築を担当していても、夜間作業が発生する可能性はあります。
例えば、既存サーバーから新しいサーバーへ切り替える場合。
利用者が多い日中にサービスを止められないシステムなら、影響の少ない時間帯に作業することがあります。
つまり、
設計・構築=絶対に夜勤なし
ではありません。
普段は日中勤務でも、移行・切り替えなど特定の日だけ勤務時間が変わるケースは考えられます。
夜勤が比較的少ないインフラの仕事
夜勤をできるだけ避けたいのであれば、求人を探す段階から仕事内容を確認することが重要です。
例えば、
- サーバー・ネットワーク設計
- インフラ構築
- AWSなどクラウド環境の設計・構築
- IaC・自動化
- 社内インフラ
などは、24時間の監視専任と比べれば、日中勤務の求人を探しやすい分野です。
ただし、これらの仕事でも夜間の移行作業や障害対応などが発生する可能性はあります。
そのため、職種名だけで判断せず、面接などで勤務体系を確認しましょう。
【実体験】僕は未経験からインフラエンジニアになったが夜勤は経験していない
ここは、僕自身の経験について正確に書いておきます。
僕は29歳・未経験からインフラエンジニアへ転職しました。
最初の会社はSESです。
ただ、僕の場合は監視オペレーターからスタートしたわけではありません。
最初に参画したのは、オンプレLinuxのリプレースに伴う設計・構築案件でした。
Linuxの詳細設計、パラメータシート作成、構築、データ移行などを経験しています。
その後もインフラの設計・構築やAWSなどに仕事の幅を広げてきましたが、僕自身は切替作業以外で夜勤を経験していません。
つまり、
「未経験でインフラエンジニアになる=最初は必ず監視・夜勤」ではありません。
僕自身がその一例です。
ただし、どんな案件に配属されるかは会社や求人によって違います。
だからこそ、夜勤を避けたい人は入社前の確認が重要だと思っています。
夜勤を避けたい人が求人・面接で確認したい5つのポイント
「できれば夜勤はしたくない」という人は、入社してから気づくのではなく、応募段階で確認しましょう。
特に確認したいのが次の5つです。
① 「24時間365日」という記載がないか
まず求人票を確認します。
「24/365」「交代制」「シフト勤務」などの記載があれば、具体的な勤務時間を確認しましょう。
② 夜勤の有無と頻度
面接で夜勤について質問して問題ありません。
例えば、
「夜間勤務が発生する案件はありますか?」
「発生する場合、どの程度の頻度でしょうか?」
と確認できます。
求人票だけでは分からないこともあるので、具体的に聞くことが重要です。
③ 夜間の障害対応・オンコールの有無
勤務時間が「9:00〜18:00」と書かれていても、それだけでは判断できません。
夜間に障害が発生した場合、
誰が対応するのか
も確認しておきたいポイントです。
「夜勤なし」でもオンコール対応がある可能性があります。
④ 配属予定の仕事内容
未経験の場合は特に、
「入社後はどのような案件に配属される可能性がありますか?」
と確認してみてください。
「インフラエンジニア募集」と書かれていても、仕事内容は会社によって違います。
監視なのか、運用なのか、構築なのか。
ここまで確認することが大切です。
⑤ 将来的にどんな工程へ進めるのか
最初は監視・運用からスタートする会社だったとしても、その後のキャリアパスが明確なら選択肢になると思います。
例えば、
監視・運用 → 構築 → 設計 → クラウド
など、実際にステップアップした社員がいるのか確認します。
「将来的には構築できます」だけではなく、
「実際に運用から構築へ移った人はいますか?」
「どれくらいの経験を積んでから移っていますか?」
まで聞けると、より具体的です。
現在夜勤をしていて「いつまで続く?」と不安な場合
すでに夜勤のある現場で働いている人なら、
「夜勤を辞めたいから即転職」
と考える前に、まず現在地を整理してみてください。
確認したいのは、
今の仕事で何を経験できているかです。
例えば、
- Linuxを操作している
- ネットワークの知識が身についている
- 障害の一次切り分けをしている
- ログを確認して原因を調べている
- 手順書を改善している
- 定型作業を自動化している
などです。
こうした経験があるなら、それを次の仕事につなげられる可能性があります。
そして、
「次は構築を経験したい」
と考えているなら、まず自社の上司や営業担当に希望を伝えてみる。
そのうえで、
- 今の会社で構築へ進めるのか
- どんなスキルが必要なのか
- いつ頃を目安に案件変更できそうなのか
を確認します。
具体的な道筋が見えるなら、すぐ転職する必要はありません。
一方で、相談しても今後のキャリアが見えないのであれば、他社の求人を調べてみるのも一つの方法です。
夜勤から設計・構築を目指すなら何を勉強する?
設計・構築などへ仕事の幅を広げたいのであれば、資格取得だけではなく、基礎知識と実際に手を動かす経験を増やしていきましょう。
僕がおすすめする順番は、
ネットワーク → Linux → AWS
です。
ネットワークならCCNA、LinuxならLPIC・LinuC、クラウドならAWS認定などを学習の目標として利用できます。
ただし、
「資格を取れば必ず夜勤から抜けられる」
わけではありません。
資格はあくまで知識を体系的に勉強する手段の一つです。
例えば自宅でも、
- Packet Tracerでネットワークを構築する
- Linux環境を作ってコマンドを実行する
- AWSでVPC・EC2・セキュリティグループを作る
など、実際に手を動かしてみると理解しやすくなります。
CCNA・LPIC・独学の記事は下記にも詳しく記載しています。
まとめ:インフラエンジニア=夜勤ではない
インフラエンジニアだからといって、必ず夜勤になるわけではありません。
夜勤の有無や頻度は、
- 担当業務
- システムの稼働時間
- シフト体制
- 夜間障害への対応方法
- メンテナンス・移行作業
などによって変わります。
24時間365日の監視では夜勤を含むシフト勤務になることがありますが、設計・構築など日中勤務を中心とした仕事もあります。
僕自身も29歳・未経験からインフラエンジニアになりましたが、最初からLinuxの設計・構築案件に入り、夜勤は経験していません。
だから、
「未経験からインフラエンジニアになったら夜勤は避けられない」
と最初から諦める必要はありません。
夜勤を避けたいのであれば、求人票の「インフラエンジニア」という文字だけを見るのではなく、
「何をする仕事なのか」「どんな勤務体系なのか」
まで確認して会社を選ぶことが大切です。
すでに夜勤の現場で働いている人も、焦って辞めるのではなく、
現在の経験を整理する → 次にやりたい仕事を決める → 必要なスキルを身につける → 社内で相談する → 難しければ転職も検討する
という順番で考えてみてください。
「今の会社では希望するキャリアに進むのが難しそう」という方は、転職先を選ぶときに確認したいポイントをこちらでまとめています。





コメント