「インフラエンジニアに転職したけれど、案件が全然決まらない……」
「このままアサインされないと、クビになったり給料が払われなくなったりするの?」
「求人票や内定書に『案件が決まり次第、雇用契約を開始する』と書いてあるけど、本当に大丈夫?」
ITインフラ業界未経験から勇気を出して転職したものの、最初の案件が決まらず、焦りと不安で押しつぶされそうになっていませんか?
毎日「面談の結果、今回は見送りで……」という連絡ばかりが届くと、まるで自分自身が社会から否定されているような感覚に陥ってしまいますよね。
結論からお伝えすると、法律を遵守しているまともな会社であれば、案件が決まらないという理由だけでクビ(解雇)になることはありません。また、待機期間中であっても給与の全額(最低でも平均賃金の6割以上)が支払われるべき義務があります。
しかしその一方で、近年SES業界の拡大に伴い、
「案件が決まるまで雇用を開始しない」「待機期間中は無給」
といった、求職者の無知や弱みに漬け込むきわめて悪質なブラック企業が乱立しているのも冷酷な現実です。
この記事では、未経験から29歳でインフラSES企業に転職し、最初の現場が決まらずに絶望的な待機期間を味わった私自身の体験談を交え、インフラ案件が決まらない本当の理由とその対策、性能の良い会社へ移るための脱出ロードマップを綺麗事なしで解説します。
その前に!「案件が決まらないのは、自分が無能だからだ」と自分を責めるのは今日で終わりにしてください。
その不安、実はプロに話すだけで心が軽くなりますし、会社の営業体制が変わるだけで明日からアサインされる事例は山ほどあります。
30代からのインフラ転職は情報戦です。まずは業界の正常な基準を知るために、以下の無料サポートを利用してみてください。
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なぜインフラSESで案件が決まらない?あなたが悪くない「3つの本当の理由」

プロジェクトが決まらないと、自分の技術力や人柄のせいにしがちです。しかし実態には、エンジニア個人のスペックよりも「会社側の問題」が原因であるケースがほとんどです。
理由①:会社の営業の提案ルートが狭く、監視・保守案件すら繋げない
インフラSES事業の成否は、会社の「営業力」で9割決まります。 小規模なSES企業や設立間もない会社の場合、営業担当者がネットワークやサーバーのネットワーク構成(Ciscoルーター、スイッチ、Linux、クラウド等)の専門知識を十分に理解していなかったり、常駐先元請け企業との関係性が薄かったりします。
その結果、あなたのスキルシートを右から左へ流すだけで、まともなマッチングを提案できないケースが多々あるのです。
営業力が弱い会社では、エンジニアが放置され、インフラ未経験でも参画しやすい「24時間365日の監視・保守シフト」の現場すら引っ張ってこられません。
理由②:市場の需要(Linux実務・AWS設計構築等)と手持ちスキルのミスマッチ
開発現場が求めているスキルと、現在のあなたのスキルレベルが乖離していることがあります。 特にインフラ未経験者の場合、スクールや独学で「CCNAやLPIC等の入門の学習をした」レベルであっても、実際の案件(特に上位の設計構築やクラウド移行アサイン)では
「Linuxサーバー構築の実務経験2年以上」
「AWS(クラウド)環境での設計構築経験」
といった具体的な実務経験が求められます。 このミスマッチを埋める営業提案や、ステップアップとなる段階的な案件を用意できないのは会社の営業戦略の失策といえます。
理由③:インフラ業界でも蔓延する「案件決定後雇用」という悪手
これが最も悪質な業界の闇です。 一部の不健全なSES企業では、内定を出したのにもかかわらず、「案件が決まらないため、正式な雇用契約を結ばず、雇用開始日を後ろ倒しにする」という手口を使います。
企業側としては「待機期間中のエンジニアに人件費を払うリスク」を100%求職者に押し付け、アサインされた瞬間にだけ自分たちがマージンを抜いて儲けようとするわけです。
これは実質的な労働基準法および契約の基本原則を脱法的にくぐり抜けようとする極めて危険な行為です。
インフラ案件が決まらない時に直面する「3つの過酷な現実」

もしあなたが上記のような「営業力が皆無なSES」や「案件決定後雇用」の会社に入ってしまった場合、以下のような過酷な問題に巻き込まれることになります。
現実①:待機期間中の「無給 or 給与カット」による経済的困窮
労働基準法第26条により、会社都合による使用者の帰責事由による待機の場合、会社は労働者に対して「平均賃金の6割以上」の休業手当を支払わなければなりません。
また、まともなIT企業であれば基本給の100%を保証するのが一般的です。 しかしブラック企業では、「現場の稼働がない=売上ゼロなので、待機期間中の給料は支払わない」あるいは「基本給を数万円に減給する」といった暴挙に出ます。
これにより生活費が瞬時に底をついてしまいます。
現実②:社会保険未加入がもたらす行政手続き上のリスクと出費
「案件が決まるまで雇用を開始しない」とされた期間、あなたは「無職(個人)」扱いになります。 当然、会社の健康保険や厚生年金には加入できません。
そのため、自分で役所に出向いて「国民健康保険」や「国民年金」への切り替えを行う必要がありますが、収入がゼロの状態でこれらの重い保険料負担を自己負担で支払うのは、精神的・経済的にストレスとなります。
現実③:研修機材すら用意されず放置され、キャリアが完全に停滞する
本来、待機期間は次の案件に向けた「スキルアップや資格取得のための研修期間」であるべきです。
しかし資金力のないSES企業では、検証用のCiscoルーターや実機環境はもちろん、自習用のクラウド枠も用意できません。
「自習室で適当にLinuxのコマンド本を読んでおいて」と放置されるだけで、何のアドバイスもフィードバックもないまま時間が淡々と過ぎ、職歴書に書けない空欄の期間だけが増えていきます。
【体験談】29歳未経験だった私が「最初のインフラ案件が決まらず」絶望した日々の話

ここで少し、私の昔話をさせてください。
私も29歳のとき、IT未経験で「インフラエンジニア募集!」と書かれたSES企業に飛び込みました。当時は早く業界に入りたくて焦っていたため、面接時の「案件はすぐ決まるから心配いらない」という言葉を鵜呑みにしてしまいました。
しかし、入社後に渡されたスキルシート(経歴書)には、実機もまともに触ったことがないのに、嘘の経歴がびっしりと書かれていました。
その偽装スキルシートを手に現場の面談に挑むわけですが、当然、現場のプロである他社BPや元請けのリーダーから
「RIPやOSPFの設計ルールはどうした?」
「Linuxでパーミッションエラーが出た時のトラブルシュート手順は?」
などと鋭い質問を受けると、頭が真っ白になります。基礎知識もおぼつかない私はうまく答えられず、気まずい沈黙が流れるばかり。
結果、面談は落ちまくりました。10社回ってもすべて「見送り」。 自社のオフィスに戻ると、他のエンジニア仲間はとっくに現場に配属されて去っており、私ともう一人の同期だけがポツンと残されていました。
営業の人間からは、まるで「給料泥棒」でも見るかのような冷ややかな視線を感じ(実際には口に出されませんが、心理的にそう思えてしまうのです)、毎日自習席でLinuxの「ls」や「cd」コマンドを意味もなく打ち込みながら胃がキリキリと痛み、夜も「明日も面談落ちたらどうしよう……」と眠れませんでした。
当時の私は、「案件が決まらないのは、すべて自分のスペックが低く、面談で頼りない態度を取ってしまう無能な自分自身のせいだ」と、毎日自己嫌悪を繰り返していました。
しかし、今ならはっきりと言えます。
未経験者を偽造書類でだまして面談に通そうとすること自体に無理があり、何より「実力に合ったまともなステップ(CCNAやLPIC等の資格取得と実機演習)を踏ませ、営業がマッチする段階的な案件を用意できなかった会社の実力不足」だったのです。
案件が決まらないインフラエンジニアの泥沼から脱出する3つの解決策

もし今、あなたがあの時の私と同じように「決まらない焦り」の中にいるなら、以下の3つのステップを順番に実行して、その泥沼から抜け出してください。
解決策①:待機時間は資格取得とLinux/AWS構築ポートフォリオ作成に充てる
自社で放置されている時間を、ただ「会社に言われたからなんとなくLinuxの本を読む」といった受け身の自習にしてはいけません。
今すぐインフラ業界で「最も求人数が多い、かつ評価される要素技術」にフォーカスしましょう。 CCNAやLPIC(LinuC)は、未経験の知識を証明する上で極めて即効性の高い資格です。
また、これらを勉強するだけでなく、自分のPC内にVirtualBox等で試験環境(Linux OS)を構築して簡単なWebサーバーを立ち上げたり、AWSの無料枠でVPCを使ったセキュアなインフラ構築手順を構築してWebサイトを公開するなどの「インフラ版ポートフォリオ」を自分の言葉でまとめましょう。
これを面談時に見せれば、面談相手の目の色が変わります。
解決策②:「エンジニアをただ放置する会社」を見切る
「うちには他に行く案件がない」「案件が決まるまで給料は出せない」などと平気で口にする会社は、エンジニアを育てる気がないか、あるいはビジネスモデルが崩壊している証拠です。
そんな「沈みゆく泥船」に自分の人生を預けてはいけません。
時間の経過とともにあなたの精神が擦り切れ、インフラエンジニアという仕事自体が嫌いになってしまいます。 「待機期間中にこそ、次の住処を探すため並行して転職活動をスタートさせる」のが最も賢明な判断です。
解決策③:30代・未経験のインフラ転職実績が豊富な優良エージェントを頼る
転職活動を行うにしても、実体の曖昧なSESへまた応募しては、同じような「案件が決まらないブラックSES」を引き当てるループに陥りかねません。
未経験での採用だからこそ、「内定後の育成体制(ルーターやサーバー、クラウドの実機研修など)はあるか」「待機期間中の給与保証は100%か」「一次受けや自社内の営業体制はどうなっているか」を、あなたの代わりに徹底的に洗い出してくれる、実績のある転職エージェントを使いこなす必要があります。
おすすめの転職エージェントは、この記事の最初を確認していただくか、下記記事にも記載がある為、ご確認ください。
まとめ:案件が決まらないのはスタートライン。環境を変えて強くなろう
SESでインフラ案件が決まらない期間は、精神的にも本当に辛いものです。毎朝「自分の無力さ」を感じて憂鬱になり、行く宛もなくパソコンに向き合う毎日は、生き地獄のように感じるかもしれません。
しかし、強調させてください。これは将来インフラエンジニアとして飛躍するための「スタートライン」の試練に過ぎません。
そして、その試練の原因の多くは、あなた個人の魅力や才能ではなく、「教育もアサインもできない会社の営業力不足、あるいは不健全な雇用モデル」にあります。
法律を守り、あなたをきちんと教育してステップアップへと導いてくれるまともなIT企業は日本中に溢れています。一刻も早く、その場しのぎのブラックSESから離脱し、プロのエージェントたちの力を借りて、健全なエンジニアキャリアの一歩を踏み出してください。
数年後、「あの時に踏み出して、会社を変えて本当に良かった」と振り返るあなたが必ずそこにいます。
今日の小さな決断が、あなたの未来を大きく切り拓くはずです。


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